「ボランティア活動に参加して」

平成18年11月30日

 「野島 海の博物館2006」

10月26日、金沢区の野島公園周辺で行われた「金沢水の日」に、参加しました。

当日は天気もよくて、会場周辺も賑やかな雰囲気で始まりました。

なんと言っても、初めての参加ということで、不安と期待とで緊張しておりましたが、周りの他の参加団体との協力で、楽しくできたと思います。

子供たちが、顕微鏡の中のプランクトンの動きを、興味深く、歓声を上げながら見ていたのが印象に残りました。

これを機会に、また今後も少しずつ、横環協ならではのボランティア活動を展開していきたいと思っております。

今回は、お疲れさまでした。

                         鈴木 孝行(ムラタ計測器サービス株式会社)



                 深夜のサンプリング風景                                                     参加者全員で(ブース前)
       
   
                         会場風景                                                                                料の仕訳 
   

                    底生生物の観察風景
 


参加者の感想

齊藤康(株式会社 オオスミ) 
「金沢水の日」のボランティアイベントに横環協の一員として参加させて頂き、どうもありがとうございました。横環協として初めての試みという事で、ゼロからのスタートとなった今回、どんなイベントにするか、どんな規模にするかなど、全く手探りの状態でした。

   正直、最初の内は「全くまとまらないまま、時間ばかりが経ってしまうのではないか・・・」という不安が大きかったのですが、やはり何人も集まると色々なアイデアが浮かぶものです。「ゴミの分別体験」や「地球環境大賞への応募」、「出前教育」から「アスベストの検鏡体験」などなど、様々なジャンルのアイデアが出てきて、逆に絞れないほどだった事が印象的でした。
   結局、「プランクトンの検鏡」「水生生物調査」「パネル展示」を行ったのですが、特に「水生生物調査」は自分でも全く携わった事がなく、サンプリングなども新鮮に楽しめ、非常に良い経験となりました。もう一つの心配事、「参加者(子供達)がどれくらい自分達のイベントに来てくれるか・・」という点についても、心配するほど寂しい状態にもならず、当日イベントに参加する子供達を見て、一安心したのを覚えています。
   今回の成功点や失敗点を次につなげていけば、どんどんステップアップしたイベントになると思いますし、是非、自分も可能な限り参加したいと思っています。普段の仕事ではあまり触れる事のできないジャンルに触れる経験もでき、非常に良い、楽しい勉強になりました。どうもありがとうございました。

大角武志(株式会社 オオスミ) 
   横環協として初めての社会貢献活動となりましたが、計画から実効に至るまで、若手を中心にしたとても力強いスタッフであったと思います。社会貢献度はまだ高いとは言えないかもしれませんが、小さなスタートであり、第一歩を踏み切れたと思います。
   前日は夜半から大雨が降り、また深夜のサンプリングも全員が起きて行い、スタッフ間の一体感が生まれました。当日は晴れましたがやや人数が少ない『水の日』になりました。それでも顕微鏡を覗く人、底質中の生物を熱心に見入る子供が多く訪れてくれました。
 今後の横環協と会員企業の更なる発展の為に素晴らしい活動をさせて頂いた事に感謝致します。また活動には参加できませんでしたが、陰で支えてくれたスタッフの方々、6月から忙しい中、活動委員会に参加して下さったスタッフの方々のお陰で、無事成功させることができました。改めて皆様に御礼申し上げます。本当にどうもありがとうございました。

藤井一昭(株式会社 アクアパルス)
   金沢海の日への参加は初めてでしたが、楽しむをモットーに有意義な体験ができました。
今から次回が楽しみです。

増田健一(株式会社 アクアパルス)

「うわ、ゴカイだ。気持ちわりぃ」小学生の男の子が指先で気持ち悪いといいながらも、クネクネと動くゴカイを指先でツンツンしていた。その顔は、笑顔と好奇心でいっぱいの顔だった。
前日、雨にもかかわらず、底生生物のサンプリングを日中潮が引かない為、真夜中2時のサンプリングを強行した(秋から冬にかけて昼間は人が海に入れるほど潮が引かないのです。) 夕方から集合し、野島水路のバーベキュー場にて夕食 (バーベキュー) と少々のお酒を楽しみ、テントにて就寝した。中学生ぶりのテントでの就寝。童心に戻り何とも言えない楽しさがあった。そうこのボランティアというのは、自分達も楽しまなければいけないのだ。
   祭りが始まりサンプリングしておいた土嚢袋の中に詰めた底質土砂を若手二人が篩でふ るった。篩の中にはいくつもの底生生物が入っていた。(確認種を下記に示す。)
   最初は何をやっているのだろうという顔で見ていた小学生達も徐々に近づいて、カニやゴカイを触っていた。その子ども達の顔を見たときのうれしさはなかった。やって良かったなあと思えた事、これは“金沢水の日”の成功と言えるだろう。
   来年も、再来年もまた“金沢水の日”に横環協のブースが出ていることだろう。

 ※マキガイ:タマキビガイ、アラムシロガイ
   二枚貝:ホトトギスガイ、マガキ、アサリ、カガミガイ、シオフキガイ、マテガイ、ソトオリガイ
   ゴカイ:ゴカイ、ミズヒキゴカイ
   甲殻:ユビナガホンヤドカリ、マメコブシ、ケフサイソガニ
   その:ホシムシ類